「ポエム」の記事一覧

無意味散文#4
水晶製の時計  水晶製の時計が、その透明な針をくるくると、音もなく回している。てんで見当違いな時間を指し示しながら、きらきらと光を反射している。散らかった机の上にあってはやはり、その透明さのせいで散らかった輝きを放っている。いま何時なのだろ…
『暗転空虚』を作ったとき、考えていたこと
お久しぶりです。委員長です。今回は我々がニコニコ動画に投稿した楽曲『暗転空虚』について、制作の背景なんかを書き残しておこうと思います。 https://www.nicovideo.jp/watch/sm43762532 ←同曲のURL 『暗転空虚』のなりたち 我々は、ちょっと前のことです…
ボカコレ2024冬、いち底辺ボカロPの感想
はじめまして。あるいはお久しぶりです。委員長です。 我々は今回の「ボカコレ2024冬」に、ルーキー部門とREMIX部門に参加しました。ひとつは『永劫、銀世界。』、もうひとつは『ことばのおばけがまどからみている(Remix)』です。結果としては、ボカコレ終…
無意味散文#3
アクロバット  散弾とカリュドーンが交互に寄せては返す今日この頃、如何お過ごしだろうか。こちらには強かなスポットライトが煩い光線を放っているせいで花畑の雑談も雨雲の歌もどうにも届かない。折角逃げおおせた有効期限もこれでは台無し、みんなして眠…
無意味散文#2
洗濯機  穀雨はやれやれとため息をついて堕落論者の質疑応答にタイタンを差し向けています。いかがわしくも扁平なインク・カートリッジを尻目に高潔な五胡十六国を背負って歩く日々に、環状線は興味を持っているようで、つい先日もフィルムケースに銛を巻き…
無意味散文#1
タートルネック  今月は霧と4回に渡って握手をするので、明日は退屈の革で拵えたスキャットをもった半減期まで。機嫌も一層擦れていたところ、汽笛に従って落花生は糸を拾ったので、意外にも今日はリモコンだ…よりによって丁字路が凧を喋らせている以外は…